中華料理の名脇役、きくらげ。コリコリとした独特の食感がクセになりますよね。
でも、「なんとなく料理に入れているけど、実はよく知らない…」という方も多いのではないでしょうか?
実はきくらげ、地味な見た目とは裏腹に、現代人に不足しがちな栄養素がぎゅっと詰まったスーパーフードなんです!
この記事では、そんなきくらげの魅力に迫ります。
- きくらげの驚くべき栄養素とその健康効果
- 美味しいきくらげの選び方と長持ちさせる保存方法
- 失敗しない乾燥きくらげの戻し方(時短ワザも!)
- きくらげの食感が活きる絶品レシピ
- 国産と中国産の違いなど、気になるQ&A
この記事を読めば、あなたもきっときくらげが大好きになるはず。ぜひ最後までチェックして、毎日の食卓にきくらげを取り入れてみてくださいね!
きくらげとは?その栄養と効能を解説
まずはじめに、きくらげがどんなキノコで、どんな栄養や健康効果が期待できるのかを見ていきましょう。実は、きくらげには私たちの健康をサポートしてくれる素晴らしいパワーが秘められているんですよ。
きくらげの基本情報と種類(あらげきくらげ等)
きくらげは、その名の通りクラゲに似たコリコリ・プリプリとした食感が特徴のキノコの一種です。
日本で一般的に食べられているきくらげのほとんどは「あらげきくらげ」という種類。スーパーなどで見かけるきくらげは、ほぼこの「あらげてきくらげ」だと思って間違いありません。独特の食感で、炒め物やスープ、和え物など、さまざまな料理で大活躍してくれます。
【食品トップクラス】きくらげの注目栄養素(ビタミンD、食物繊維など)
きくらげの最大の魅力は、なんといってもその豊富な栄養素です。特に注目したいのが、ビタミンDと食物繊維。
乾燥きくらげ(あらげきくらげ)100gあたりに含まれる栄養素を見てみると、そのすごさがよくわかります。
- ビタミンD:130.5μg
- 食物繊維:79.4g
- 鉄分:10mg
- カルシウム:82mg
特にビタミンDの含有量は、あらゆる食品の中でもトップクラス! きのこ類の中でも群を抜いています。
また、食物繊維の量も驚くほど豊富です。食物繊維が多いことで知られるゴボウと比較すると、なんと茹でた状態のゴボウの約3倍もの食物繊維が含まれているんです。
他にも、女性に不足しがちな鉄分や、骨の材料となるカルシウムなど、現代人が意識して摂りたい栄養素がたっぷり詰まっています。
期待できる健康効果(骨粗しょう症予防など)
栄養満点のきくらげを食べることで、さまざまな健康効果が期待できます。
-
骨粗しょう症の予防
きくらげに豊富なビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。きくらげ自体にもカルシウムが含まれているため、効率よくカルシウムを摂取でき、丈夫な骨の維持に役立ちます。骨がもろくなる骨粗しょう症の予防に、ぜひ取り入れたい食材ですね。 -
腸内環境の改善・生活習慣病の予防
ゴボウの約3倍も含まれる食物繊維は、お腹の調子を整えてくれる心強い味方です。便通を改善するだけでなく、善玉菌のエサとなって腸内環境を良好に保つ手助けをしてくれます。また、食後の血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑制したりする働きも期待できるため、生活習慣病の予防にも繋がります。 -
貧血予防
きくらげには、血液の材料となる鉄分も含まれています。特に月経のある女性や成長期のお子さんは鉄分が不足しがち。毎日の食事にきくらげをプラスすることで、貧血の予防・改善をサポートしてくれます。
このように、きくらげはただ美味しいだけでなく、私たちの体を内側から元気にしてくれる素晴らしい食材なんですよ。
【生・乾燥】きくらげの選び方と正しい保存方法
きくらげには、生のきくらげと乾燥きくらげがありますよね。どちらも美味しく食べるためには、新鮮で質の良いものを選ぶことと、正しく保存することが大切です。ここでは、それぞれの選び方のポイントと、鮮度を長持ちさせる保存のコツをご紹介します。
美味しい「生きくらげ」の選び方
生のきくらげは、乾燥ものにはないプリプリとしたみずみずしい食感が魅力です。スーパーなどで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。美味しい生きくらげを選ぶポイントは、以下の2つです。
-
肉厚でハリとツヤがあるか
まずチェックしたいのが、全体の厚みとハリ。手で持った時に、しっかりとした弾力を感じられるものが新鮮な証拠です。表面にツヤがあり、みずみずしいものを選びましょう。 -
色が濃いか
生きくらげは、色が濃く、黒々としているものが良品です。色が薄くなっていたり、白っぽくなっていたりするものは鮮度が落ちている可能性があるので避けたほうが良いでしょう。
良質な「乾燥きくらげ」の見分け方
一年中手に入り、長期保存もできる乾燥きくらげは、常備しておくととても便利です。良質な乾燥きくらげを見分けるポイントはこちらです。
-
形がしっかりしていて厚みがあるか
乾燥していても、元の形が崩れず、しっかりとしているものを選びましょう。水で戻した時に肉厚で食べ応えのあるきくらげになります。細かく砕けているものが多い袋は避けましょう。 -
表面が黒っぽいか
生きくらげと同様に、乾燥きくらげも色が濃いものがおすすめです。表面が黒々としていて、裏側が白っぽくなっていないかを確認してみてください。
鮮度を保つ冷蔵・冷凍保存のコツ
きくらげは正しく保存することで、美味しさを長持ちさせることができます。生と乾燥、それぞれの保存方法をマスターしましょう。
生きくらげの保存方法
-
冷蔵保存(約1週間)
生きくらげは水分に弱いため、買ってきたらまず表面の水気をキッチンペーパーなどで優しく拭き取ります。その後、ラップでぴったりと包むか、ビニール袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。この方法で約1週間は鮮度を保つことができます。 -
冷凍保存(約1ヶ月)
すぐに使い切れない場合は、冷凍保存がおすすめです。まず、生きくらげを食べやすい大きさにカットします。次に、沸騰したお湯で30秒ほどさっと下茹でし、ザルにあげて冷まします。冷めたらキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取り、冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫へ。この方法なら約1ヶ月保存可能です。使うときは、凍ったまま炒め物やスープに加えられるのでとても便利ですよ。
乾燥きくらげの保存方法
乾燥きくらげは、湿気が大敵です。直射日光と高温多湿を避け、密閉できる容器や袋に入れて常温で保存しましょう。正しく保存すれば、約1年間と長期保存が可能です。
【基本のき】乾燥きくらげの正しい戻し方
乾燥きくらげを使う上で欠かせないのが「戻す」作業。ちょっとしたコツで、食感や風味が格段にアップします。ここでは、基本の戻し方から忙しい時に嬉しい時短ワザまで、詳しくご紹介しますね。
水またはぬるま湯での戻し方と時間
乾燥きくらげの戻し方は、主に「水」を使う方法と「ぬるま湯」を使う方法の2つがあります。
-
水で戻す方法(おすすめ!)
時間:約6時間
一番おすすめなのが、たっぷりの冷水に浸して冷蔵庫でゆっくり戻す方法です。時間はかかりますが、栄養や風味が逃げにくく、プリプリとした最高の食感に仕上がります。寝る前や出かける前に水に浸しておけば、帰宅後すぐに使えて便利ですよ。 -
ぬるま湯で戻す方法
時間:約15分~30分
「今すぐ使いたい!」という時は、40℃くらいのぬるま湯で戻しましょう。水で戻すよりも大幅に時間を短縮できます。ただし、水で戻した場合と比べると、風味や食感は少し劣る傾向があります。時間と仕上がりのバランスを見て使い分けてみてくださいね。
【時短】電子レンジを使った簡単な戻し方
「ぬるま湯で戻す時間すらない!」という究極の時短を求めるなら、電子レンジの出番です。
- 耐熱容器に乾燥きくらげと、きくらげがしっかりかぶるくらいの水を入れる。
- ラップをせずに、電子レンジ(600W)で約1分加熱する。
たったこれだけで、あっという間にきくらげが戻ります。ただし、加熱しすぎると硬くなることがあるので、様子を見ながら調整してくださいね。
戻しすぎはNG?注意点と戻し汁の活用法
乾燥きくらげを戻す際には、いくつか注意点があります。
まず、12時間以上など、あまり長時間水に浸しすぎないこと。戻しすぎると、せっかくのコリコリとした食感が失われ、ブヨブヨになってしまいます。
もしうっかり戻しすぎてしまった場合は、諦めないでください! しっかりと水気を切ってラップに包めば、冷蔵で3日、冷凍なら1ヶ月ほど保存が可能です。
そして、きくらげを戻した後の「戻し汁」、捨てていませんか? 実は、この戻し汁にはビタミンB群などの栄養素が溶け出しています。旨味もたっぷりなので、捨てずにぜひ活用しましょう。スープや味噌汁のだしに加えたり、ご飯を炊く時の水として使ったりするのがおすすめです。
きくらげの食感が活きる!人気レシピ10選
きくらげの魅力は、なんといってもその独特の食感。ここでは、その食感を存分に楽しめる人気のレシピジャンルをご紹介します。さらに、きくらげの栄養を効率よく摂るための調理のポイントも解説しますね!
【炒め物】豚肉と卵の中華炒め
きくらげ料理の王道といえば、やっぱり炒め物!「豚肉と卵の中華炒め」は、きくらげのコリコリ感、豚肉のジューシーさ、卵のふわふわ感が一度に楽しめる絶品メニューです。
【栄養UPのポイント】
きくらげに豊富なビタミンDは、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。油で炒める調理法は、栄養面でも非常に理にかなっているんですよ。さらに、豚肉や卵といった動物性たんぱく質と一緒に食べることで、きくらげに含まれる鉄分の吸収率も高まります。
【スープ】酸辣湯(サンラータン)
酸味と辛味がクセになる中華スープ「酸辣湯(サンラータン)」にも、きくらげは欠かせない存在です。細切りにしたきくらげが、とろみのあるスープの中で良いアクセントになります。体を温めたい時や、食欲がない時にもぴったりの一品です。
【和え物】きくらげと春雨の中華風サラダ
さっぱりと食べたい時には、和え物やサラダがおすすめです。「きくらげと春雨の中華風サラダ」は、ツルツルとした春雨とコリコリのきくらげの食感のコントラストが楽しい一品。ごま油の香りが食欲をそそります。
【栄養UPのポイント】
きくらげに含まれる鉄分は、ピーマンやブロッコリーなどに含まれるビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。サラダに彩りとしてピーマンやパプリカを加えるのも良いですね。
【主食】中華丼・八宝菜
ご飯がすすむ中華あんかけの定番、「中華丼」や「八宝菜」にもきくらげは名脇役として大活躍。さまざまな具材の旨味が溶け込んだあんに、きくらげの食感が加わることで、全体の満足感がぐっと高まります。野菜もお肉もたっぷり摂れる、栄養バランスの良いメニューです。
きくらげに関するQ&A
最後に、きくらげについてよく寄せられる質問にお答えします。知っているようで意外と知らない、きくらげの豆知識をチェックしてみましょう。
国産と中国産の違いは?
スーパーでは国産と中国産のきくらげが並んでいることがありますが、主な違いは食感と風味にあります。
一般的に、国産のきくらげは肉厚でプリプリとした弾力が強く、キノコ本来の豊かな風味が楽しめる傾向があります。一方、中国産は国産に比べて薄めで、コリコリとした食感が特徴です。
現在、流通している乾燥きくらげの多くは中国産ですが、近年は日本国内での生産も増えてきています。それぞれの特徴を知って、料理によって使い分けてみるのも楽しいかもしれませんね。
生きくらげは生で食べられる?(加熱の必要性)
いいえ、生きくらげを生で食べることはできません。必ず加熱してください。
生のきくらげには、サルモネラ菌などが付着している可能性があり、食中毒のリスクがあります。そのため、必ず加熱調理が必要です。
炒め物やスープのように、調理の過程で火を通す場合は問題ありません。しかし、サラダや和え物など、加熱しない料理に生のきくらげを使いたい場合は、沸騰したお湯で30秒ほど湯通し(下茹で)してから使うようにしましょう。安全に美味しく食べるための大切なポイントです。
白きくらげとの違いは?
黒いきくらげと並んで、デザートなどでおなじみの「白きくらげ」。見た目が似ているので同じ仲間だと思われがちですが、実は分類上、全く別の種類のキノコなんです。
- 黒きくらげ:キクラゲ科キクラゲ属
- 白きくらげ:シロキクラゲ科シロキクラゲ属
栄養面でも違いがあります。乾燥100gあたりで比較すると、黒きくらげはビタミンDや葉酸が豊富な一方、白きくらげはカリウムやビオチンをより多く含んでいます。それぞれに違った魅力があるんですね。
まとめ
今回は、きくらげの栄養や効能、選び方からレシピまで、その魅力をたっぷりとご紹介しました。
- きくらげはビタミンDと食物繊維がトップクラスに豊富なキノコ
- 骨の健康維持や腸内環境の改善に役立つ
- 生は「肉厚でハリ」、乾燥は「形がしっかり」したものを選ぶ
- 乾燥きくらげは水でゆっくり戻すのが食感UPのコツ
- 油を使った炒め物は栄養の吸収率を高めるのでおすすめ
- 生きくらげは食中毒防止のため、必ず加熱して食べる
これまで何気なく食べていたきくらげも、これからはその栄養パワーを意識しながら食べられるのではないでしょうか。
コリコリとした食感が楽しく、栄養も満点。そして、どんな料理にも合わせやすい万能食材「きくらげ」。ぜひ、今日の買い物で手に取って、あなたの食卓に新しい一品を加えてみてくださいね。